53. 木製カバー・ブロック

木製カバー・ブロックについては、以前カヌーセイリング・リグを製作 した時の参考書(Canoe Rig)に、その制作方法が載っており大変興味を持っていましたが 、いざ自作となると如何にシーブを作るのかアイデアが浮かばず、実現しておりません でした。ところが、DuckworksのWebで制作記事を見つけ制作する事にしました。





このブロックの強度は、木製カバーに差し込まれてたU字の真鍮バンド、 UHMW製の32o径x12o厚シーブと6o径の軸棒です。この写真は、木製カバーにバーニッシュを塗布している ところで、シーブなしの状態です。




  U字の真鍮バンドは、15o幅x2.5o厚の真鍮帯板を中央部でマンドレル(12oΦ鉄丸棒)に 巻きつけ作成します。次に真鍮バンドの所定位置に6.2oΦの軸受け穴を正確に開けます。 出来た軸受けの真鍮バンドは木製カバーに差込み、同カバー中央部に開けた軸穴とセンタを 合わし真鍮軸を差込みシーブを固定します。軸の脱落防止に1セント硬貨を同カバー両側に 打ちつけます。




  出来た木製カバーに、UHMWから作成した32o径シーブを通してブームに取り付けたところです。 サイズ的には、中船の32oステンレスブロックと同じシーブ径です。このシーブはUHMWを 12o厚にしたものを、木工旋盤で挽いたものと、ルータビットで削り出したものを 作りました。どちらも、32o径のシーブを作れますが、ルータの方はシーブの 半丸溝を正確に作れる感じがしました。



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Yasushi Nakagawa