25. 外板ラップ部コーキング

いよいよ外板のラップ部にコーキングを施すため、同ラップ接合点に2.5mm幅x2.5o 深の溝を掘ることになりますが、このような処を均一に掘るためには、ご覧のような 溝きり鉋が必要になりました。そこで、応援者のマイスターに製作してもらいました。 切刃は、SK鋼を金鋸で溝幅に切出しグランダーで成形しトーチで加熱し水に焼きいれしました。



この写真は、同溝きり鉋の底面から見たところです。少し切り屑が 詰まっています。一度に深く掘らないで少しずつ削れば綺麗な鉋くずが出ます。



ラップ面の溝きりはシェアーストレークを除き片面7本、全体で14本を マイスターに大方を削ってもらいました。(この時期は、家具製作に忙殺されて いたので)



ラップ部のコーキング溝に沿ってマスキングテープを綺麗に貼り付け ご覧のコーキング材(Sikaflex SF-291)をコーキングガンを使用して塗布して いきます。このコーキング材は柔らかくセット時間が短いので1溝塗布したら 直ちに塗り始め地点より、マスキングテープを剥がします。さもないとコーキング 材がマスキングテープにこびり付き失敗します。(実は最初の1溝はNOKでした)



マイスターの感と経験を駆使した塗布工程も無事終了し綺麗なコーキングが 出来ました。有難う御座いました。  因みにこの工程では、溝彫り、マスキング、塗布の3工程がありますが、今回は各工程とも 1日掛かり都合3日でした。




ページ トップ
ホーム
All Rights Reserved.
Yasushi Nakagawa