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以前から、トランサムにガジョンを取付てから、ピントルを取り付けたラダーを
ガジョンに差し込むと、嵌め合いが悪く上手くラダーが回転できない状況でした。原因は
トランサムが写真のように、上下で内側に僅か傾斜していた為でした。最近、
ヴァーニッシュ塗装も進んできたので、その乾燥待ちの間に、この問題の解決策を見つけました。
先ず、直線定規となる棒材をスケグからセンターライン上にクランプで固定し、トランサムの上下部
に出来た僅かな傾斜を、この直線定規にコンパスを使いスクライビングします。
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写し取ったトランサムの傾斜は上側で2.5/150でした。
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トランサムの下側では2.5/140と、ほぼ上側と同じ程度です。
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以上のように、トランサムの上下部の反りによる内側傾斜を補正するため、
上下ガジョンの取付位置で逆傾斜をつければ、直線定規のラインと平行になるはずです。
早速、ガジョンの逆傾斜を2.5o厚x15o幅x70o長のガジョンスペーサを作成し、この
スペーサに当該傾斜を鉋で削りつけました。このスペーサは幅が15oですのでその傾斜は
2.5o/150o=x・15o でx=0.25oと成ります。この写真では補正スペーサの取付状況
は見えませんが、実際にこれを取りけて本問題を完全に解決できました。
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